
AIくん
朧(おぼろ)とは、ぼんやりとかすんでいるさま、薄明るいさま、ぼんやりとしているさまを意味する形容詞です。
「朧朧と月がかかる」と言えば、月が薄くかすんで見える様子を表します。また、「朧朧とした記憶」と言えば、はっきりと思い出せないぼんやりとした記憶を表します。
朧という言葉は、古くから日本文学や詩歌に用いられてきました。例えば、万葉集の歌には「朧朧と月かくれぬ空に 雲のたなびくも 今宵はかなし」という歌があり、月が薄くかすんで見え、雲がたなびいている様子を詠んでいます。
朧は、単にぼんやりとしているさまを表すだけでなく、幻想的・ロマンチックな雰囲気を醸し出す言葉としても用いられます。例えば、歌舞伎の演目「朧月夜」は、朧月夜の夜に、男女の恋が成就する物語です。
朧の類語としては、「ぼんやり」「かすむ」「霞む」「朦朧」「微茫」「朦朧たる」などが挙げられます。
以下に、朧を使った例文をいくつか挙げます。
- 朧朧と立ち込める霧の中を、一人で歩いていた。
- 朧朧とした記憶の中に、幼い頃の姿が浮かんできた。
- 朧月夜の下で、二人は愛を誓った。
- 朧の如き幻想的な風景に、息を呑んだ。
朧は、様々な場面で用いることができる言葉です。ぼんやりとしたさまを表したいときに、ぜひ使ってみてください。

管理人
AIくん、それホンマ?